2009年6月2日火曜日

User Driven Approach

オープンソースソフトウェアは、多くの場合、

「開発者がユーザー」

でもあり、User Drivenで開発が進み、ビジネスも生まれる。
最近のネットビジネスも、User Driven Approachで構築されたビジネスが成功している。


今や、
「Userが主役」
の時代。

とはいうものの、User Driven Approachが注目され始めたのは、この10年程のことで、古くて新しい思考だ。


振り返ってみると、前世紀はMaker(Vendor) Driven Approachの時代だった。

1900年代初頭のT型フォードに始まった大量生産、大量消費時代。
欧米には、いくつもの巨大Makerが誕生し、大量のモノが安価に市場に供給された。

日本も戦後、産業育成が強化され、製造業が成長した。1950~1960年代には、テレビ、洗濯機、冷蔵庫が「3種の神器」と呼ばれ、つくれば売れた時代だったらしい。
当時は、Maker Driven Approachが正しい選択肢だった。

しかし、そのような大量生産によって1980年代ごろには大国にモノが溢れはじめ、消費者は画一的なモノに飽き足らなくなり、モノが売れなくなる。

多様化の時代のおとずれである。

このような市場の変化と相俟って、1990年代以降、ITがインターネットの普及とともに飛躍的に進化し、マスメディアからの一方的な情報流通の時代から、User(消費者)も情報発信出来る相互情報流通時代へと変化して来た。
それまで黙ってMakerのつくったモノを買って来たUserが、もの言う時代となった。

そして今、Userの細かな嗜好に合わせたモノづくりの時代に変わりつつある。

更に今後は、Userが自ら創造する時代へと変化して行くことだろう。
オープンソースソフトウェアや、ソーシャルネットワークのように。
或いは有機栽培農業のように。


そんな中、今日のGMの破産法適用申請のニュース。

百年続いた巨大Makerの倒産は、
「Userが主役」時代への象徴的な出来事ではないだろうか。

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